WICのある賃貸
衣類専用の収納用個室で、歩いて入れる広さのものです
ウォークインクローゼットとは、間取り内に設置された、収納専用で歩いて入れるほどの大きさがあるスペースのことです。間取り図ではWICとも呼ばれます。
もともとは欧米の靴生活の住居で、衣類や靴、生活している部屋に出したくないさまざまなアイテムを、まとめて片付けておくために広く普及したスペースです。通常はこの中に、ハンガーラックや引き出し、シェルフなどが作り付けられています。
入口にはドアや鏡など、大きな扉が付いていることが多く、日本の一般的なクローゼットなどよりもパネルが大きなことから、室内全体を広く見せてくれる効果もあります。また収納力がある為、各部屋の室内全体に出すものが最小限に抑えられ、見た目もすっきり片付くことから人気があります。
これらのメリットが人気で、近年の新築物件では戸建て、マンション、アパートを問わず、設置されていることも多くなった設備であると言えます。
最近の物件では、さらに欧米から取り入れられた、ウォークインの収納スペースが増えています。
キッチン用の同じタイプの収納スペースは、パントリーやキッチンパントリー、ウォークインパントリー、食品庫と呼ばれます。非常食を常備したり、自家製の漬物や果実酒づくりなどのスペースとしても愛用されています。
また、玄関周りの同じタイプの収納スペースは、ウォークインシューズクロークや、ウォークイン玄関収納などと呼ばれています。シューズ集めや、お子さんの野球やサッカーの習い事用具、趣味のゴルフや釣り、テニスなどの用具を収納できる嬉しい設備で、使い方次第で大活躍するスペースです。
建築や不動産用語で「ウォークイン」とは、人が腰をかがめずに歩いて入れるということを表しています。目線にあった、使い勝手の良い収納スペースを活かして、理想のお部屋作りができますよ。