パントリー
食品類や食器を収納するためのコーナーや小部屋のことです
パントリーとは、食品庫(しょくひんこ)、キッチンパントリーとも呼ばれるスペースです。食品や調理器具、食器などを収納するために、キッチン内に設けられたコーナーや、キッチンに近接して設けられたコーナーや小部屋のことです。
システムキッチンの棚や袋戸棚とは別の収納スペースで、マンションやアパートでも、近年はパントリーを備えた物件が増えています。もともとは、欧米の住宅から来た設備で、pantryやKitchen pantryと呼ばれています。
台所用具は、機能優先である程度デザインされるため、その形状を構成する線は、直線や曲線など非常に表情豊かです。そのため、キッチンやダイニングに並べておくと、見た目の印象もごちゃごちゃといつも片付いていないようなイメージとなりがちです。
また食品類のラベルも、売り場での見た目やおいしさなど、目に飛び込みやすいものが多いため、インテリアの雰囲気を壊してしまいがちです。
このパントリーがあれば、キッチン周りの、缶詰などの食品類や調理器具などの小物や食料のストック、台所用の掃除用具などが収納できます。そしてお部屋全体、アイテム数も少なく、いつもスッキリとした印象となります。
パントリーが大きな棚や、ウォークインタイプの小部屋のウォークインパントリーとなっている場合、食品の他、トイレットペーパーや掃除道具もまとめて収納できます。また、一見して手元にある食品や道具の在庫数量までを見渡すことができるため、買い物の為のチェックや賞味期限確認などもしやすく、スマートな家事動線が確保できます。
飲食店などでは、食品などを収納するスペースの他、ドリンク類を提供するためのキッチンやディッシュアップのための作業場、デシャップをパントリーと呼ぶこともあります。