マンション
不動産広告では、集合住宅物件の建物の構造を表します
マンションという語に、もともとは明確な定義はありませんでした。
全国各地で、広く大きな集合住宅物件を開発販売管理していた「大京」が、自社物件に統一的に使っていた名称がマンションです。日本では、大京のマンションが、名称の上でも設備規格等の面でも、あとから事実上のスタンダードとして使われるようになりました。
これをうけ不動産広告では後に、集合住宅を建物の構造によって区別する際に、この「マンション」の語を使うようになりますた。さらにこのマンションに対する規格が、法律などによってあとから定義されることで、特定の条件を満たした集合住宅物件=種類を表す語となりました。
集合住宅の名前には、マンションやレジデンス、カーサ、ビル、ハイツなどさまざまあります。オーナーやデベロッパーの思いを込めた様々な物件に、これらの名前が使われています。
不動産広告の中でこの構造を表す「マンション」は、物件種別の部分です。鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)で耐火構造の集合住宅を、主にマンションと呼んでいます。
建設コストも高いことから、一つの土地に対して多数の戸数で建築する方が効率も良いということもあり、全国的に見ても大型物件が多くなっています。
ですがアパートとして不動産ポータルなどに掲載されている物件でも、実際の規格や耐火性能からみるとマンションクラス、という物件が非常に多く見られます。
徳島市は「水都」と呼ばれるほど河川が多いためか、低層物件が多く、さらには木造〜鉄骨造の建物が多く、比較的大規模なマンションは少ない傾向にありました。近年、河川の防災工事などが進み、下水道施設なども広く設置されてきたことで、市街地を中心に低層物件や中層物件でありながら、マンションと同じ規格の集合住宅物件なども増えてきました。
また、分譲マンションでは、徳島初のタワーマンション物件などの大型物件も見られるようになってきました。
特に家族向け物件では、首都圏や関西圏人気の低層マンションに匹敵する規格の物件が非常に多いことは、静けさや居住性の面で非常に魅力的です。遮音性や耐久性の面でも、高規格の物件が数多く存在します。
加えて徳島の賃貸物件では、他地域に比較して、各室の収納力が非常に大きいといった特長があります。
こういったこともあり、特に「徳島の」賃貸物件を選ぶ際には、アパートやマンションという区別はあくまで目安であると言えます。賃貸情報にある建物構造や築年数、付帯設備を細部までしっかりと確認することが、お得に繋がるでしょう。