玄関収納
玄関内や隣接するスペースに設置や設備されている収納スペースのことです
玄関収納とは、下駄箱よりもさらに大きな家具やスペースとして、玄関内の土間靴脱ぎ内やそこに面したスペース、見切りの先の一段上がった部分内などに設置や設備されている収納スペースの事です。
現代の集合住宅では、玄関靴脱ぎ横の壁面大型収納などが数十年来よく知られています。また近年は、洋風建築の戸建てにはじまり分譲マンション物件などを中心に、玄関に隣接した土間や大型クローゼットのような形状の、ゆとりある玄関収納物件も増えています。
床から天井までと高さも十分設けられている物件もあり、スキーやゴルフ道具などの長尺ものに対応した物件も多数存在します。この収納があるだけで、居室内をすっきりと片付けることができるとして人気です。
特に、最近はやりの大型クローゼットタイプ、土間で玄関靴脱ぎ部分とつながっているタイプの収納スペースでは、靴や傘はもちろんのこと、スペースをとるベビーカーや子供のスポーツ用品、季節によって活躍するレジャー用品、高級自転車などを収納したりなど、多用途に活用出来ます。
また、外光と換気を広く取り入れやすくしたタイプの玄関収納もあり、冬越しの鉢植えなどの温室や洗濯物干し場がわりに有効です。
また中には、玄関収納内にスロップシンクなどを配した物件もあり、匂いや見た目が気になる清掃用品収納や車のお手入れから、ペットのトイレやお出かけ後の足洗いなど、あらゆるお手入れやお出かけ時にも使え、スマートな見た目で活用できるタイプの物件なども増えています。
こういった日常比較的よく利用するものの収納ではなく、シーズンによっては使わない時期が長く続くものを収納する目的で、玄関まわりのデッドスペースである壁内や階段下、玄関見切りの床下などに意外な収納スペースを目玉とする物件などもあります。
これから子育て期を迎えるご家庭にとっては、どこの家でもだいたい「子供が成長するにしたがって、家中がこんなに狭く感じられるなんて予想しなかった」と言われるのがほぼ定番ですね。だからこそ、宅内で家族が顔を合わせる生活空間は、圧迫感を抑えていつでもすっきり見せられたら良いですね。
かつ、在宅時の生活エリアでは目に留まりにくい玄関部分などを中心に、スペース効率をしっかり生かした収納充実物件を選ぶことは、非常に先見の明があるといえるかもしれません。