間取り図
物件戸室や敷地内のお部屋のレイアウトを図にした資料のことです
間取り図とは、物件の1世帯ずつ戸室内の各部屋レイアウトや、敷地内にあるお部屋のレイアウトを簡単に図面化した資料のことです。間取り図のほか、見取り図などとも呼ばれています。
不動産業界の広告において、そのほとんどの間取り図では、ある程度は実際の縮尺や方角に合わせて描かれています。それぞれのお部屋の用途や、ドア窓などの開口部、作り付け家具や天井壁などの凹凸なども含めて、配置が記載されていることが一般的です。
そのため、実際に借りるお部屋の面積の数字部分だけではなく、家具レイアウトや毎日の生活でどんな生活動線をとれるのか、季節に合わせてどの程度日差しや風が感じられるかなどをイメージするために便利です。
戸建てや母屋と離れあり物件などの場合には、敷地内のその他の建物の間取りや、建物間位置関係なども図として示されている場合もあります。
また駐車場物件の場合には、図面や間取り図、見取り図などとして、その貸地の形状や開口部、道路に面した位置での接道部分なども描かれていることが多く見られます。自分が使用している車両の最小回転半径や駐車時のゆとりなど、さまざまな角度からチェックしやすくなっています。
各部屋や建物の間取り図においては、通常、物件全体の間取りは1R、2K、3LDKといった、全体の間取りの表記の他、和洋室の別や、台所、居間、トイレ等の部屋機能がアルファベット略称で記載されています。
ですが、実際に足を運んでみると、収納部の面積や高さ、開口部の内換気扇、ドアや引き戸の開口部の高さなどを中心に、必ずしも間取り図とは完全に一致していない、という物件も存在しているようです。
最終的にお部屋探しで物件を決める場合には、不動産広告や間取り図である程度候補を絞り込んだ後に、VR内見や現地内見を行い、実際の導線やサイズを確認しましょう。そして、自分でもメジャーなどをつかってしっかり採寸をしておくと確実です。
最近は徐々に減りつつありますが、直接オーナー様売買の物件を中心として、現代でも手書き間取り図という物件にも巡り合うこともあります。特に、「かならず実寸や実縮尺で描かなければならない」といったものではないため、こういった物件だからと言って魅力がないと思うのはちょっと早合点かもしれません。
もしなにか、魅力ある部分に目が留まったら、内見にお出かけして現地で実測し、現状をチェックしておくのも良いかもしれません。
ちなみに、ハウスマイル取り扱い物件では、現在ほぼ、手書き間取り図は存在しませんことを、あわせてご案内いたします。