物件設備
エレベーターなど共有設備と、エアコンやカウンターなど戸室内設備のことです
物件設備とは、マンションアパートなどの集合住宅の建物エクステリアや建物内共有部、各戸内にある作り付けや取り付け型を中心とした設備のことです。
その物件内に居住する人が使用可能な各種設備のまとめ、といえばわかりやすいかもしれません。
賃貸物件では、この取り付け設備についての利用ルールや、メンテナンスはだれがどのくらいの頻度で行うのか、といったことについて、契約前にチェックしておくべきでしょう。
たとえば分譲タイプ賃貸物件では、エクステリアのフラワーボックスなどについて週1回のメンテナンスが屋外から行われるものがあります。また浄水器について、指定の業者に3か月ごとに入居者が料金を支払いメンテナンスを受けるものなどが存在します。
通常は特約や管理規約などに記載されており、費用負担などが契約書に項目として盛り込まれているものもあります。
お部屋探しでは、戸室内部の間取りやウォシュレット、食器洗い機、お風呂場乾燥機といったビルトイン家電等の設備や、アイランド型キッチン、バストイレセパレートといった水回り設備に目が行きがちです。
ですが、毎日の生活で欠かせない共有部分の設備こそ、しっかりとチェックしておきたいものです。たとえば、エレベーターの有無や停止階、集合ポストの有無やタイプ、ゴミ捨て場の種類や施錠状態と場所(建物や敷地内外)、宅配ロッカーの有無、ペット脚洗い場、駐輪場での自転車やバイクのゾーニング分けなどがそれの当たります。
中でもゴミ捨て場などは、外部の人が出入りしやすい構造であれば、空き巣などの被害につながりやすいといわれています。また、駐輪場での自転車バイクゾーニング分けでは、歩行者や子供にとってはしっかり分けられており、出入り時に車に跨って通行できないように間口が狭くなっている方が安全です。
共有部専有部のいずれについても、物件ごとに管理や運営に関する取り決めもあるため、合わせて事前に確認をしておきましょう。