カーサ
イタリア語で家を表し、分譲団地や集合住宅物件名によく使われています
物件名でカーサとつくものがよく見られます。このカーサ(CASA)とは、イタリア語で家という意味です。
一般的にカーサという名称がつく場合、特に定められた用法はありません。そのため、分譲団地の愛称や、マンション、アパートなどの建物名にも多く使われています。
物件の名称は、不動産会社や物件所有者が決める場合が多く、物件の外観デザインや内装イメージ、地域の景観、外装や共有部の建材やアレンジなど、どんな町や建物の雰囲気で作り上げていきたいかなどに合わせて考えられています。
同様の表現では…・アパート 英語のapartment(共同住宅内の各区画)・ヴィラ フランス語のvilla(田舎の別宅、別荘)・コート 英語のcourt(大きな庭などが在る大邸宅)・コーポ 英語のcorporate house(共同住宅)から作られた和製英語・コンドミニアム、コンド 英語のcondominium(土地は共同所有で、部屋だけが個人所有、個人利用の時以外は外部貸出されるタイプの米加に多い分譲マンション)・シャトー フランス語のchateau(お城)・ハイツ 英語のheight(高いところ、高地)からくる複数形・ハイム ドイツ語のheim(家)・パレス 英語のpalace(宮殿)・パンション 仏語のpension(英語のB&Bと同じで年金や退職金などをスタートとして始める人も多い、食事付下宿や宿泊施設)からきた和製仏語。ペンションと呼ばれる時は、観光用プチホテル・民宿的な物件が多い・マンション 英語のmansion(大邸宅、豪邸)・レジデンス 英語のresidence(特に立派な大邸宅)・荘(そう) 中韓の莊から日本語に入ったと思われる(田舎、別宅、宿、私有地)・下宿(下宿) 日本に古くからある、食事付の居候型居住物件。個室物件もある・館(かん) 日本語の、官や貴人が建てた大きな建物、貴人の屋敷
などがあります。
いずれも特にこれといって定められた語の定義はありません。が、現在正式なところとして「共同住宅の一部をマンションと呼ぶこと」については、法律などに使われることで事実上定義されているとも言えます。
ちなみにマンションとは、全国各地で広く、大きな集合住宅物件を開発販売管理していた「大京」が、自社物件に統一的に使っていた名称です。日本では、大京のマンションが、名称の上でも、設備規格等の面でも、あとから事実上のスタンダードとして使われるようになったものです。
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