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海陽町役場 海南庁舎

かいようちょうやくば かいなんちょうしゃ

大里古銭出土地など歴史も感じられる土地

海部川河口にあり、海に面した自然が豊かに広がる海陽町には、市民サービスのために3つの庁舎と2つの出張所があります。海南庁舎は、本庁となっています。

海南庁舎では、戸籍や納税、上下水道などすべての行政サービスに対応しています。近くには海南消防署・海南町大里駐在所、JAかいふや阿波銀行海南支店などがあり、ほとんどの用事をこのエリアで済ませることができます。

海南庁舎の周辺は、海陽町の中心地となっています。近くにはホームセンターやスーパーマーケットもあり、まとまった買い物もスムーズにできます。

ひとつのエリアで用事を済ますことができるのは、忙しい方にもありがたいですね。

国道55号線沿いにあるので、交通の便もとても良いです。

海南庁舎の東には、大里古銭出土地があります。

1979年、個人の住宅を建設中に出土した大里古銭は、約7万枚あったそうです。中国からの輸入銭が、備前焼の大壺に収められた状態で発見され、全国でも有数の出土枚数になります。

現在、大里古銭は、阿波海南文化村内にある海陽町立博物館に展示されており、実際に見ることができます。

古銭の年代は、14世紀中期~後期に埋められたものと推測されています。埋められた理由は定かではありませんが、当時海南町周辺は海運における重要な場所でした。

また、この地域で「海部刀」という刀が盛んに作られていたことから、これらで財を成した人物が財産を守るために埋めたと考えられています。

大里古銭出土地の北側には、大里古墳2号墳があります。作られたのは7世紀とされ、徳島県南部の重要な古墳となっています。

いくつか古墳はあったようですが、現在残っているのは2号墳だけとなっています。古墳には横穴式石室が作られており、石室内からは須恵器など様々な出土品が発掘されています。

これらは大里古銭同様、阿波海南文化村内にある海陽町立博物館に展示されています。また博物館にはこの横穴式石室が復元されており、石室を体験できるようになっています。

アクセス

775-0203 徳島県海部郡海陽町大里上中須128
0884-73-1234
阿波海南駅より徒歩9分。海部駅より徒歩15分。役場前車庫バス停より徒歩1分。海南役場前バス停より徒歩2分。

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