メーターボックス
水道ガス電気等のメーターを設置した専用スペースです
メーターボックスとは、上下水道メーターやガスメーター、電気メーターなど、様々なユーティリティーの管理用メーターを各戸ごとに設置したスペースの事です。間取り図上では、MBなどと書かれています。
メーターの他、各戸に引き込まれた配管の一番入り口部分として、元栓類などもまとめて設置していることもあります。
これとは別に、屋内メーターボックススペースとして、間取り図で同様にMBと書かれているものもあります。これが宅内外両方に設置されている時は、内部側は温水器やボイラー、熱交換器などの設置場所である場合もあります。なにかしらの、屋内配管の集合スペースであることが一般的です。この部分で遮断を行えるものもあれば、行えない設計になっている場合もあります。
メーターボックスは、オートロック付きマンションアパートなどでは、各戸の入り口付近の外廊下側に設置される他、各フロアの専用メーターボックススペースやユーティリティースペースなど、共用部に設置されることもあります。
出入りが比較的しやすいマンションアパート物件や戸建て物件では、大抵の場合、メーターボックスは玄関付近や勝手口付近にまとめて設置されています。道路上やエクステリアの一部から数字を確認したり、操作したりしやすいよう、設置されているものが殆どです。
日常生活で、入居者自身がメーターボックスのスペースを開閉したり、利用する機会はほぼありません。
ですが、最近多く設置されるようになった、安全機能付きマイコンメーター等によって、水やガス、電気などが遮断された時は、それぞれのメーターに定められたリセット操作を行うために操作することがあります。
通常これらの場合、各メーター自体に日本語で書かれた操作手順書がぶら下がっているほか、各水道ガス電力会社のホームページや緊急受付窓口などで、操作手順が案内されています。分かりにくい場合、不動産管理会社の窓口や、火災保険等のアシスタントサービスの窓口に問い合わせるという方法もあります。
また、退去時や長期休暇での帰省時など、不動産管理会社や大家さんの指示で、これらの元栓を閉める作業などを行うことがあります。元栓を閉めた際には、最後退去時の各メーター部分の写真を撮っておくと、トラブル防止になるでしょう。