管理会社
集合住宅や戸建住宅、別荘物件に関する様々な対応窓口となります
管理会社とは、不動産に対して日々のメンテナンスから入居者対応、見回りや事件対応など、管理業務全般を引き受ける会社の事です。
賃貸住宅のアパートマンションの管理業務が中心に思われがちですが、分譲マンションや、戸建てが多数並ぶ別荘地や団地、オフィスビルの管理業務なども行っています。また現在では、戸建て賃貸や一戸建てオーナーからの「第三者、プロの目線で建物の外周やメンテナンスなどをチェックしてほしい」といった要望で、戸建てを巡回してくれるサービスなども存在します。
一般的な集合型賃貸住宅での管理会社業務では、管理人室がある場合には、入退館管理や荷物の預かり、不在時の工事立ち会い等、緊急時の住民の見守りなどを行ってくれる物件もあります。他には、入居規約を遵守してもらうよう見守りや啓発、建物周りの設備や環境の保全や維持、ゴミ置き場での分類や再梱包とゴミ捨て場までの搬出、清掃業者と連携しての共用部衛生管理などを含みます。また、駐車場や植え込みなどの維持作業、共用部や道路に面した位置の大雨台風対策や除雪作業、騒音などのトラブルの解消、家賃自治会費の回収など、業務内容は管理会社や物件によって異なりますが、かなり幅広い業務を行っています。
賃貸物件の場合、物件所有者である大家さん、入居者を集め契約するための仲介業者、物件の管理を行う管理会社が、物件ごとの契約に基づいてそれぞれに仕事を分担している事になります。
管理人は、日々の物件周りでの出来事を管理会社に報告し、不動産を契約した際の不動産会社や大家さんもこれらを共有していることで、入居者のトラブルの解決や、日々の生活をより便利でスマートに行えるように連携しています。
ちなみに、管理人が常駐している、あるいは巡回してやってくる物件の場合、管理棟などにその管理会社名などが表示されていることが一般的です。もしも近隣からの水漏れ他、管理人や管理会社に急ぎ連絡を取る際には、この表示番号に連絡するか、家財保険等の損害保険会社の緊急窓口や、緊急時サービスとして契約しているホットラインに連絡して、対応してもらう事になります。
入居後に、物件に関するトラブル、お困り事などが生じた際には、入居者同士で直接解決を図るのではなく、まずは管理人、管理会社に相談をしておきましょう。