台風対策
台風が近づいてきたときに、雨戸を閉めたり、飛散物が発生しないよう固定したりすることです
四国は、日本でも有数の台風の通り道です。大型の台風が通りかかれば、飛んできた植木鉢や物干し竿、屋根瓦やトタン板などで、窓やドア、壁などを壊されかねません。
その対策として、台風などが近づいてきたら、台風対策=養生(ようじょう)を行います。
住宅そのものにかかわる具体的な台風対策は、雨戸が設置されていれば雨戸を閉め、雨戸が無ければ段ボールやベニヤ板、折りたたんだ新聞紙などを外側から建物ガラス部にしっかり張り付けます。ゴミ箱や植木など、家の外においていて風で飛びやすいものは、ロープや水の入った重しなどを使い幾つかまとめて結束固定します。
また、玄関や建物周りに水がたまりやすい構造なら、土嚢(どのう)や水嚢(すいのう)を使い、水が浸入しづらいよう準備します。排水口や雨水桝、洗濯パンなどが逆流しやすい構造の場所には、水嚢で蓋をしておきます。
屋根瓦など飛びやすい構造の物には、上から縄や網など飛散しにくい道具でカバーするなどの方法があります。
賃貸契約の場合、自分でできる範囲で取り組むのが基本です。ですが借家他の賃貸契約の場合、どんな天変地異の時にどんな対策を講じなければならないかが、明記されている契約書などもあります。
たとえばマンション1Fでは、不在時を除いて防水扉を閉める、戸建賃貸では、自治会活動の防災対策に従う、などが明文で規定されている物件もあります。こういった物件では明文規定が優先されるため、定められた対策を行えない場合に不動産会社や管理会社に連絡をするなどを怠っていれば、入居者が損害を賠償しなければならないケースもあります。
入居の際にしっかり内容を確認して、台風やトラブルに応じて、必要な対策をしっかり行いたいものです。