人感センサー
熱移動や赤外線、超音波、可視光などを用いてスイッチのオンオフを行う電化製品の機能のことです
人感センサー(じんかんせんさー)は、人や動物などが動いたときに発せられる熱移動や赤外線、超音波、可視光などを用いて、検出範囲の状態差を測定する仕組みです。その測定に基づいてスイッチのオンオフを行ったり、検出されたデータに基づいて録画や通報などを行う、電化製品の検出部分の機能のことです。
以前までは、電化製品自体に人感センサー機能がついたものでなければ使用できず、防犯カメラや玄関灯、防犯灯、水栓などの開け閉めなどに、古くから多く使われてきました。近年は、ソケットや増設コンセントタップ、電球などにこういった人感センサー機能を備えて、人が近づくだけでオンオフを可能にしたものも多数登場してきました。
工事は一切不要で利用できる電球などは、既存の照明器具もそのままで、照明の消し忘れが無いため電気料金節約にも役立つとして広く人気となっています。また、ガラスや薄い壁を超えて反応するほど検知性能が高いものは、宅内に設置しておきながら屋外向けの防犯センサー付きライトとしても使用できるため、空き巣対策などにも広く利用できます。
照明器具では、通常のE26型人感センサーライトのLED電球で400円程度からと非常にリーズナブルです。
また温水洗浄便座の最近の機種の中には、人感センサーを利用して蓋の開閉や消臭、殺菌や便器と床面清掃などを人が利用しない時に自動で実行してくれるものもあり、ますます宅内の便利な自動化家電や設備は増えそうです。