玄関灯
建物や各戸の玄関扉を照らす、室外灯です
玄関灯(げんかんとう)は、玄関ドア前の室外灯のことです。集合玄関に取り付けられているものと、各住居のドア前に取り付けられているものがあります。
マンションやアパートなどでは、廊下や玄関周りの見た目を統一して美しく見せるために、各戸共通の照明器具が設置されています。
共用部廊下や階段にも照明が取り付けられており(、共有部/共用部)廊下灯、(共有部/共用部)階段灯などと呼ばれてます。これらは、毎月の家賃の共益費や管理費の中から、電気代や交換管理費などが賄われています。
各戸の玄関灯は、物件にもよりますがほとんどは各戸内にスイッチがあり、来客時などに入居者がON/OFFして使う物です。電気代は、各戸が直接宅内電気料金と合算して電力会社等に支払います。
物件によっては、各戸の玄関灯も共有部に含まれていて自動で点灯してくれるものや、入居者ルールとして一定の時間帯などは点灯が依頼されているものなどもあります。見た目の問題の他、点灯消灯パターンから不在にする曜日や時間のパターンが割り出しやすいため、防犯上問題があるからといった理由もあります。
また、物件によっては玄関周りの各戸のイメージを統一するために、玄関灯や建物外側の部屋の照明器具の電球には色温度が指定されていたり、電球のメーカーや型番が細かに指定されていることもあります。とくに物件外構部分のメンテナンスに際しては、各戸が必ず専門業者に依頼すること、となっているところもあり、宅外電球交換自体が業者指定のところもあります。
ほかの部屋に関してはルールがなくても、玄関灯だけはルールがあるといった物件も多いため、入居に際しての細かなルール説明はしっかりとチェックしておきましょう。