寺町

蜂須賀家政が阿波に入国した時、城下町に寺院を集めた町を作りました。そのエリアが、現在の徳島市寺町です。

現在でも歴史ある寺院がたくさん残る寺町一帯は、とくしま市民遺産に選定されています。

札所巡りの寺院だけあげても、徳島七福神霊場大黒天 願成寺や、新四国曼陀羅霊場78番札所 東宗院、阿波秩父観音霊場番外札所 般若院と、阿波西国三十三観音霊場2番札所 善福寺など、多数が鎮座しています。

さらに、写楽の墓所があるとされる東光寺や、徳島にゆかりのあるポルトガル人文豪モラエスの墓のある潮音寺、名妓夕霧が眠る本行寺と、名のある人物の墓所も、このエリアにたくさん存在しています。

眉山山麓大滝山は、桜の名所としても親しまれていて、登山口には滝の焼きもち屋さんが軒を連ねています。焼きもちには、寺町に湧く錦竜水を使用しており、この錦竜水は、とくしま水紀行50選の名水に選ばれています。こちらも、とくしま市民遺産に認定されています。