バーチカルブラインド
開閉可能な目隠しスクリーンであるブラインドの内、羽が縦型のものです
バーチカルブラインドとは、俗にいうブラインドの中で、羽がバーチカル(=垂直)版のものの総称です。
もともとブラインドとは、金属や樹脂、木や布などでできた、開閉可能な窓用スクリーンや間仕切り用の目隠しスクリーンでカーテンなどの代わりとして用いられています。
全体を開閉する他、部分開閉できるものも多数製造販売されています。中でも羽付きタイプのブラインドは、スクリーン部分自体を下までおろしたまま羽の向きを変えることで、通風や採光をコントロールできます。
日本で一般的なものは、金属や樹脂、布などでできた細い帯状のスラット(羽根)を、横方向に多数並べて紐でつなぎ合わせた横型ブラインド(=ブラインドルーバー)です。この羽部分を垂直に並べて取り付けたようなタイプが、このバーチカルブラインドです。
横型ブラインドに比較して1枚当たりの羽の幅が大きく、高さのある大きな窓などによく用いられています。幅が大きいことから多く部屋を広く見せる効果や、人の目の特性から、ブラインドの向こう側が見えにくいといった特徴もあります。
横型ブラインドは開け放った時に上部に格納されますが、バーチカルブラインドは両側または片側に格納されます。そのため、カーテン感覚で簡単に開け閉めでき、部分的に開放することでベランダなどに出入りする際も動きを妨げません。
横型ブラインド同様、二重窓の窓枠内に設置することができる製品もあります。
スラットの開閉方法には、通常のひもを使うコード式と、ループ状のチェーン1本で開閉・向きを調整するワンチェーン式、バトンという細い棒を回転させたりカーテンを引くときのように操作するバトン式、リモコンで操作する自動式などがあります。