可動間仕切り
入居者が自由に間仕切りを移動して、お部屋のレイアウトを変える事が出来る設備です
可動(式)間仕切り(かどうしきまじきり)とは、各お部屋の中に、床面に対して左右方向や上下方向などに動かせるパーテーションやその他の作り付け家具が設置されているものです。入居者が自由にこれらを移動することで、お部屋のレイアウトを変える事が出来る、近年人気が高まっている間仕切りの総称です。
たとえば、来客時の客間とリビングを隔てる壁面収納家具や、簡単な展開操作だけで夜間はベッドとして使える畳キャビネット家具などの、短期的、短時間利用的な間仕切りがあります。子供が大きくなったら室内作り付けのベッドやロフトスペースなどを移動して、半固定で二部屋に分けて使うといったタイプの、長期的な間仕切りなどもあります。
家具などの機能性が比較的少ないタイプの可動間仕切りとしては、さまざまな製品やオリジナルの設備が存在しています。壁面内にしまい込める簡易壁型の扉や、ホームシアター用スクリーンとして使えるロールアップブラインドが間仕切りになるタイプなども人気です。
頻繁に移動して使う場合には、設備の丈夫さや、移動時の軽さ、間仕切り自体を使用せず収納位置に収まっている際の見た目の自然さ、などが重要なチェックポイントです。
また、建築から年月が経ち、建物や可動型設備自体が歪んでしまい、移動に伴って音が出たりキズが付いたり、あるいは可動型ながら動かしにくい、といったこともあります。とくにキズが付いたりする場合には、退去時に清掃費用以上の請求が発生する場合もあります。
こういった部分は特にしっかりと、内見時に動作自体も確認しておきたいものです。