パーテーション
分離、分割、区画、区分を意味する英語で、部屋やデスクなどを仕切る衝立や設備、家具などのことです
お部屋の説明で見かけるパーテーションやパーティションは、いずれも同じ意味で、英語のpartitionからきています。分離、分割、区画、区分を表す基本語から派生して、部屋やエリアを分割する隔壁という意味があります。
日本語でいうパーテーションの形状は非常に多様で、衝立やカーテン、スクリーン状のもの、壁型や扉型、家具やなどでそれぞれ固定式や可動式のものがあります。また床から天井までと大きな物から、スーパーのレジカウンターやカフェのデスクの仕切り線のようにごく小さなものまで、素材も含めていろいろなタイプがあります。
ガラス、ビニールクロスやアクリルパネルなどを使えば、パーテーションがあっても光を通過させることができる他、網戸のようなメッシュタイプやルーバータイプを使用すれば、風を通すこともできます。
パーテーションの目的もまたさまざまで、お部屋や空間自体を分割す他、目隠し、侵入防止や立入禁止を柔らかく伝えたり、機能的にも確保するといったものなどがあります。また病院などでは、衛生配慮目的で、空気の流れなどをコントロールするために、さまざまなパーティションが用いられています。お部屋で使うと床から天井までを複数に分割したり、一部領域だけは共有した半個室にできます。
折りたためるアコーディオンタイプや、床と天井に固定するタイプ、設置されているレールに沿って移動できる可動タイプ、衝立タイプなど、用途により様々な形状が選べます。また、形状によっては、設置している場所とは全く異なる場所に、独立して収納することもできることからアレンジ自在に使えるとして人気です。
アパートやマンションなどでは、子供のプライバシーを確保するために子供部屋を分割する際に、パーテーション機能をもった二段ベッドやロフト家具などを利用されている方もあります。
いずれも開口部の面積を調整することもできることから、通風や採光を確保。天井部や窓周りだけを開けることで、開放感のある部屋割付ができるとして人気です。設置には一切室内にキズをつけないタイプもあり、賃貸で転勤が多いご家庭などでも広く利用されています。