Oターン
地方から大都市の大学に進学後、地方に戻って就職、その後大都市の企業に転職移住定住することです
コロナ禍で始まった新しい生活スタイルの浸透により、入学卒業式や通学して受ける対面講義、就職活動などが思う通りに進まなかったという声は、非常に多く聞かれています。そんな中、自分の生まれ育った地域で就職したという方も多いようです。
ですが、以前に近い移動や対面方式が戻ってきている流れもある現在、Oターンが話題となっています。
Oターンとは、地方から大都市に進学のため移住し、卒業後は地元地域で就職します。そのあとに、キャリアを重ねて大都市の企業に転職し、移住定住することをいいます。
この「××ターン」は、現在確認されているだけで9種類ほどあります。Uターンの他には、Jターン、Iターン、Cターン、Nターン、Oターン、Sターン、Vターン、Xターン。最終的に地方で暮らすか都市、大都市で暮らすかはそれぞれ異なりますが、就職や進学をベースにした移転定住の形であることは共通です。
たとえば佐那河内村で育った人が進学で東京に移住し、その後、佐那河内村で就職すると、ここまでは俗にいうUターンです。ここからもう一度、大都市圏の大企業で再度活躍したいとして、東京、大阪などの大企業に就職して移住定住した場合、進学から就職までを含めて、Oターンと呼びます。
出身地―大都会―出身地のケースをUターンと呼びますが、Oターンの場合、このUのサイクルの他、大都会―出身地―大都会のもう1つのUも見られます。この2つのUを重ねると、0型となるため、アルファベットのOで呼ばれるようになったといわれています。
ちなみに、政府系機関である移住・交流推進機構では、これとは別のOターンとして「地方と都心の両方で行える仕事を選んで、双方を行き来する生活を送る移住」を定義しています。
Oターンでは、初めて社会に出て、不安いっぱいの中、仕事と生活を両立させる生活が必須です。就職直後の数年間の大切な期間に、生まれ育った安心できる市町村や実家、というしっかりしたバックボーンがある環境で社会人生活をスタートさせます。この間に、社会のいろいろな新たな仕組みや現実を知り、さまざまな対処方法を学ぶと同時に、仕事のスキルや流儀、資格などをしっかり揃えることができます。
その後「一生ココで働きたい」と思える本命企業に、即戦力あるいは企業に新しい風を起こす人物として入社します。社会人になったばかりで自分にとっての汚点など、ちょっと恥ずかしいあれこれを、すっきりきれいにして今後のキャリアを再スタートできる点は、Oターンならではの魅力かもしれません。
新しい生活スタイルにより、都市部と地方部の間の繋がりが薄くなったといわれています。また、企業体制の縮小により、新たに都心部で採用する人材には、各業務や各地方に広く詳しい人物を求めているというデータもあります。
自分のキャリアやスキルをどう生かして、一生のライフデザインをどうやって最大化しようと考えた時、Oターンによって新たに職業人としてのキャリアをリスタートするのは、さらに上を目指したい人にとってメリットが多いものです。
また、便利でスマートな都市での暮らしに回帰したい人にとっても、地方暮らしの間に積み立てた預貯金などを使うことで、学生時代よりもしっかりとした賃貸物件や生活関連設備が揃った状態で、新生活をスタートできます。
出生から教育の両方を地方と大都市で経験したからこそ、コツも押さえられ、職業人としての、地方キャリアと大都市でのキャリア構築が可能です。
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