Sターン
今しかできないステップアップのために、転職し移住を経て、定住の地を探すことです
Sターンとは、移住・交流推進機構が提唱している呼び名です。
これは、起業開業等のために必要な、経営センスや技術習得、業界生産地や集散地、中間加工地での研修など、それぞれの地域でなければ学べないことを学ぶために、各地で就職や転職と移住を繰り返すことです。最終的には、起業や開業のための最終目的地を目指し、移住するスタイルです。
これはちょうど、1企業内でとある事業部門に配属され、本社研修や業務を経て一通り身に着けた後、駐在員などで転勤や出向を繰り返し、その事業セクターでの専門家やベテランとして社内育成されるスタイルに似ています。
大手日系企業であれば、かつてはどこでも行っていた人材育成とスキルアップを、個人での起業開業準備のために、就職や転職、時には入学も繰り返しながら、自分の意志で行うという移住スタイルです。
ちなみにこの「××ターン」は、現在確認されているだけで9種類ほどあります。Sターンの他には、Uターン、Jターン、Iターン、Cターン、Oターン、Nターン、Vターン、Xターンがあります。
Sターンの他に、移住・交流推進機構が提唱しているものとしては、Nターン、Xターン、Oターン(地方と都心の両方でできる仕事を選び、行き来する生活を送る移住スタイルの意であり、通常のOターンとは異なる)があります。