2口コンロ
2口設置された調理用コンロのことです
2口コンロとは、ガスコンロやIH、電気式コンロの加熱できる口数が、2つあることを表す表示です。
古い一人暮らし用物件の場合、キッチン設備は簡易型のサイズが多く、ガスコンロも1口型が主流です。
しかし最近では、自炊をする世帯が増えている事もあり、一人暮らし用物件でも2口以上のガスコンロが設置されている物件が増えています。かなりの省スペース型もあり、非常に便利に活用できます。
最近のファミリー向けキッチンでは、3口、4口コンロなどを売りにした賃貸物件も多く、朝忙しい子育て世代や共働きのご家庭から、広く好評です。
ガスの場合口数が増えても、特に毎月の基本料金が上がるということはなく、通常は世帯単位に引き込まれている都市ガスやLPガスの配管の本数や、LPGの補充頻度などにより、料金は変わってきます。
物件内のキッチン以外に、暖房などに汎用的に使えるガス器具取付口が設置されている場合、そこからホースを延ばしてコンロを設置することもできます。
ただし、常時使用するために設置する場合、壁面などとの間には適当な距離を設ける他、室内の壁紙や家具など燃えやすいものとの間に不燃壁などを立てた方がよい、あるいは立てる必要があるケースもあります。
お引越し直後のガス開栓時には、お部屋まで、あるいは各ガス器具取付口までのガス圧を測定してくれたり、設備全体の危険個所等を確認したりなどのサービスが受けられます。
外付けのガス器具でコンロを増設したいと考えているなら、この時までに機器のモデルや設備を含めて、ガス会社の担当者に相談してみるのも良いでしょう。
ガス開栓時以外に調査や調整をお願いする場合、別にかなりの費用が発生する場合もあります。
自分でガスコンロを増設する場合、基本的にはガスの種類〜都市ガスかプロパンガス(LPG)かの別の他、置き型か組み込みビルトイン型かの別には気を付ける必要があります。
多くの家電製品は、組み込みビルトイン型にケースを取り付ければ置き型として使用できることもありますが、ガス器具に限れば、こういった方法では使用できないものが一般的です。
電気コンロやIHコンロの場合も、すでに設置されているコンロが100Vや200Vの場合、料金はその設備に応じて設定されています。また電気の場合、食卓上で鍋調理等に使える高出力タイプのIH調理家電や電熱調理家電をプラスする、といった使い方もできます。
キッチンに設置されている複数口タイプのコンロでは、置き型、組み込みビルトイン型どちらも、1口目は通常のコンロと同じパワーですが、それ以外は保温などに使える弱いパワーのタイプのものというケースもあります。
コンロが2口以上あるという事は大変重宝しますが、お料理でフルにキッチンを活用したいと考えているなら、それぞれのコンロのパワーを中心にしっかりとチェックしておくのが良いでしょう。
毎日幾度も使う物だけに、キッチンの設備は、住んでみてから、最初にしっかりと整えておいた方が良かったという方も多い部分です。
お引越しとともに、ライフスタイルが大きく変わる場合もあります。これからの暮らしをしっかりとイメージしながら、設備を検討しておきましょう。