サービスバルコニー
メインのバルコニーの他に設置される、比較的小さいサブのバルコニーのことです
サービスバルコニーとは、窓から外に出ることができる通常のメインのバルコニーと比較して、小さなサブのバルコニーのことです。
大きさの特徴は物件によって異なりますが、高さが低い、設置されている窓位置が高い、面積が狭い、通常の姿勢では出入りできないほど窓が小さい、などの特徴があります。人が無理なく立ち回れるほどの広さや高さではないバルコニー、といえばわかりやすいでしょうか?
設置場所とその目的としては、キッチンや洗面所に面したものは、生ごみ置き場や洗濯物などの乾燥目的が挙がります。居室に面したものは、エアコンの室外機設置や、宅内に置きづらい物の置き場として利用されます。
また、マンション各戸の玄関外にポーチ部があるケースでは利用目的が変わってきます。メーターボックス前や玄関周りまで他人には入られにくいように設置、ダクトの出口で、通路として使っている人に汚れや熱気が直接当たらないようサービスバルコニーが設置されている、などの物件も存在します。
ちなみに寒冷地では、冬場の屋外冷蔵庫冷凍庫代わりに使う目的や、冬場換気口の屋外側にできたつららをこまめに割る目的で、この窓辺の小さなサービスバルコニーは欠かせないというところもあるんですよ。
地方によっては、夏の暑い季節に漬物類を保管するのに、北向き窓に設置された通風がよいこの設備がマスト、という地域もあります。
どこに設置されてはいても、スペース的には小さいものというイメージです。バルコニーとは名はつきますが、通常のバルコニーとは異なる用途の設備だと覚えておきましょう。