壁面収納
壁面のように室内一部分を覆うように造作された収納場所のことです
壁面収納は「収納場所である棚などが、まるで壁面のように室内一部分を覆うように造作された収納場所」のことです。作り付けで移動できないタイプもあれば、室内にあとから取り付けられたタイプのものもあり、とくに後者はシステム収納などとも呼ばれます。
かなりの大型設備が多く、扉付きのタイプでは、見た目はすっきりしているのに、内部は長尺ものから細かな引き出しなどさまざまに分かれているものもあります。思いのほか多種多様なものが収納できるとして、特におうち時間が見直された近年、注目が高く人気です。
高級物件などに多く設置されているほか、スペースに制約が多いロフトやメゾネット物件など、戸建てやマンションアパートを問わず、設置されている物件は数多くあります。
また、物件によってはそこまで大型の収納スペースではなく、壁面や階段下スペースなど本来はデッドスペースとなる場所に掘り込み、作り付けで造作された収納棚のことも同じく壁面収納と呼びます。よく見かけられるのは、台所のスパイスラックや玄関周り靴収納、階段下本棚などです。
ほりこみ型壁面収納では、上部分が壁面や手すりの天端と同じ高さになっているものは、段付き収納や段付きと呼ばれて区別されることもあります。このタイプでは天面の段は、飾り棚などを兼ねていることが一般的です。
扉開閉のために床スペースを常時開けておかなければならないタイプなどもあります。いずれの壁面収納も、できるだけ高さがあり大型の一枚扉のものを選んでおけば、壁面と同じ広々とした見た目となり、洗練された室内空間が印象付けられます。