スパイスラック
台所にある小物の収納用スペースや家具のことです
キッチン周りには、さまざまな色や形状の調味料ボトルや調理器具などがあふれて、見た目の上でごちゃごちゃとした印象になりがちです。
スパイスの小瓶をまとめて収納する小さな家具のことを、もともとスパイスラックと呼んでいます。またここから転じて、作り付けの小さな引き出しや棚のことを、スパイスラックと呼びます。
このスパイスラックは、欧米などでは広く昔から見られる台所用家具です。調理台やカウンターの上に置いて使うこともあれば、壁面などにねじ止めしたり、あるいはフックなどを使い、調理用暖炉端などに引っ掛けて使うものもあります。
日本の台所の場合、防炎防火などのためコンロ周りにはさまざまな設備上の制約があります。火元周辺には、レンガや石材、ステンレスなどが貼られているところも多く、自分であとから棚を取り付けるのは難しいこともあります。棚として置いてしまうと、貴重なキッチンスペースが無駄になってしまうほか、揚げ物などを自宅で作ることも多いことから、コンロ周りは汚れがちかつお掃除もしづらくなってしまいます。
こうしたこともあり、最近はシステムキッチンのデッドスペースとなるコンロ脇や、カウンタートップ下のわずかな隙間などに、スパイス瓶や調理器具を片付けることができる棚を設けたものが増えています。これもスパイスラックと呼ばれています。
ラックの名そのもので、棚になっているものから、網棚、引き出しなどのタイプまで様々です。
賃貸物件の場合、後付けでキッチン周りの壁面などに棚を取り付けるのは難しいケースもままあります。そのため、予め、設置されているだけでかなり役立つ存在!
キッチンの壁面やビルトイン等の隙間といった、スモールスペース、デッドスペースを最大限に生かした収納は、日々の家事の動線改善から、スペース効率的にもとても役立つ存在と言えます。デザインや形状、設置されている場所もさまざまです。
VR内見や内見時に、ぜひキッチン周りをしっかり入念にチェックしてください!
そして、スパイスラックの使い勝手を確認してみましょう。