井上八幡神社

八幡神社という名前の神社は徳島市にはたくさんありますが、こちらは国府町の八幡神社。井上八幡神社や井上八幡宮と呼ばれ親しまれており、府中駅から徒歩20分ほどの四十四箇所霊場十七番札所である井戸寺のお隣に建っています。

井上八幡神社の始まりには諸説ありますが、一説によると飛鳥時代の白鳳2年、宇佐八幡宮より心霊を迎えて奉安したということ。飛鳥と言えば聖徳太子の時代です。とても歴史のある神社ですね。

井上八幡宮のご祭神は、第15代天皇にして八幡大神である誉田別命、その父親である仲哀天皇、そして宗像三女神とも呼ばれる三女命の三柱です。三女命は須佐之男命の子とも、天照大神の子ともいわれる美しい女神さま。女神さまたちそれぞれは、さまざまな名前で伝わっていますが、基本的には田心姫命、多岐都比売命、そして最も美しいとされる市杵島姫の三姉妹とされ、交通安全、航海安全、大漁、商売繁盛、金運、福徳にご利益があります。

アクセス：井戸寺口バス停より徒歩3分。井戸バス停より徒歩6分。