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ローゼット

照明器具等の電気器具の取り付け部や、通信等の線の引込部や差込口のことです

ローゼットは、大きく分けて2つの意味があります。【1】天井照明の取り付け部や、【2】電話など通信線の引込部や差込口のことを指しています。

1つ目の照明器具関連では、天井に取り付けられている丸型や角形の照明器具取付用設備を「引っ掛けローゼット」や「ローゼット」と呼んでいます。現在日本の小売店で販売されている照明器具のほとんどはこのタイプの天井等に直接取り付けられるよう、2本の逆L字型(「形」の金属製の爪が飛び出た形状をしています。

また、ローゼットではないタイプには、配線付けとよばれる、天井に穴が開いており直接電気の線がむき出しとなっているものや、その上から蓋のようなものが取り付けられており、電線も差込口も見ることができないアウトレットボックスタイプというものがあります。

ローゼットではないタイプや古いローゼットのタイプは、通常電気工事士など有資格者に頼んで個別に工事をおこなってもらう必要があります。

もしも入居したい建物の証明取り付け位置がローゼットになっていない場合、事前に管理会社大家さんに相談しておくとよいでしょう。

2つ目の通信線の引込部や差込口でも電気同様に、すでに差込口が取り付けられているものと、直接電線が露出しているものとがあります。電線が露出している場合や持参した電話機などと差込口の形状が合わない場合には、使用開始前に通信会社等に宅内小工事がほぼ必須です。

電話機と屋外をつなぐ線や、モデムなどと屋外をつなぐ線を差し込むものがあり、線の末端に差込口をついている樹脂と金属パーツ部分を「コネクタ」と呼びます。壁面や床面などにとりつけられている差込口は、「ローゼット」と呼んでいます。

通信線は住宅に引き込まれてから「モジュラーコンセント」と呼ばれる、壁面などに取り付けられている設備の先で分配する構成や、モデムやハブなどをつかって分配する構成にするのが一般的です。ほかには、ローゼットによって分配して使用することもあります。

どんなタイプの回線が建物や地域に現在通っているかは、物件ごとに異なっています。

また利用するためには、その設備や地域ではどんなタイプの回線契約までが可能かどうか確認が必要です。さらに、使用したい回線タイプの利用に伴って、個別に工事が必要かどうか(=通信サービス会社側の都合)や工事をしても良いどうか(=管理会社や不動産オーナー側の都合)などの点でも物件ごとにそれぞれ異なっています。

電気も通信も、新たに宅内外設備を変更する際には、建物だけではなく地域設備の変更工事などが必要となり、数週間から数か月程度の待たなければならないケースもあります。

お引越後にどんな機材をどんな風に配置して使用するか、必要な通信速度や同時に使用する電力量はどのくらいか、といったあたりを事前に簡単に計算しておき、お引越し前に工事や各種申込などを手配しておくほうがよいでしょう。

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