古民家
建物評価額が付かない等の古家や、築年数が古い古民家等は、ビンテージ的価値で人気です
新しい生活スタイルが浸透しつつある昨今、テレビなどのメディアでも、古家付物件や古民家といった不動産需要が高まっているとの報道が度々見られます。
リモートワーク、リモート授業などを通じ、おうち時間が増えたこともあり、家族そろってDIYやレジャーなどを楽しめる、半定住の郊外型物件として人気となっているようです。
世間一般にいう古家や古民家は、田舎家や農家建築など、日本各地の原風景に溶け込むような古い住宅などを表すことが多く、人気があるのもこういった物件です。ですが、これが不動産広告用語になると、多少意味が違ってきます。
まず古民家は、世間一般の田舎家、農家建築など歴史を感じさせる古い物件さまざまなものを表します。木造物件もあれば、石造、モルタルなど様々なタイプがあります。
不動産物件売買では、土地と建物は通常別々に査定されて値段が付きます。ですが古民家の中には、全く値段が付かないもの、逆にビンテージ的で上乗せされてお値段が付くものもあります。
徳島周辺県では、美しい眺めの丘陵地物件、水辺物件、五右衛門風呂物件や段々畑が付いた物件、農作業用エレベーター付き物件などが、古民家の価値を高めてくれる設備として人気があります。これに対して古家といえば、一般的には土地に付随していて、建物価値がないものを表すことが多いのです。
少し手を加えればまだまだ使える建物から、周囲の土地家屋などに悪影響を与える状態ですぐ解体が必要な建物も有ります。柱や屋根の大部分がほとんど崩壊していながらも、土台を含めた部分はまだ残っているため、解体前提や解体を契約条項として盛り込まれ、取引される建物などがあります。
解体前提の場合は、新たな所有者が十分な改築や保全などを行うことができれば、必ずしも解体せずに利用することが可能な場合もあります。ですが、解体が盛り込まれている場合には、自治体指導等の下で、解体が必須の条件となっている場合も有り、注意が必要です。
因みに、この時の解体前提物件としての契約や、解体が契約条項として盛り込まれる契約の場合には、現状渡し現況渡し、あるいは告知事項として説明があるのが基本です。
また古家の場合、建築登記を経ない時代の家屋としての建物が、そのまま補修されながら存続していたり、かつては家屋等以外の建物として当時の法制度下では存在していた関係で、登記を十分に備えていないケースもあります。
物置や車庫から、木造で屋根と柱だけがあるカーポート風のもの等、古家として表記されている物は実に多種多様です。かなり立派な建物となっているケースなどもあり、解体しない場合には、新たなオーナーが確認や登記を備え納税を行わなければならない状態になっていることもあります。
世の中には、古家ハンターと呼ばれる趣味人や、そこに実益を備えたプロも数多く存在します。そんな方々にとって古家とは、「良い意味でも悪い意味でも癖のある物件が付いていることを表すので、見て見なければ本当の価値はわからない。だからこそ、全国くまなく足を運んで確認するもの」として、日夜探し求められ続ける物件でもあります。
もとよりマニアの多いのが古家、古民家市場なのです。緑豊かで美しい水辺風景、太陽にも恵まれた地である徳島なら、まだ誰にも知られていない、魅力的な物件も多数存在しています。
徳島県で古家、古民家をお探しの方は、徳島に密着した不動産会社、ハウスマイルまで、ぜひご相談くださいませ!