勝手口/裏口
建物や各戸の客用玄関でもある正面玄関に対して、家族や宅配などの時にだけ使われる玄関口です
勝手口(かってぐち)や裏口とは、建物や各世帯の正面玄関〜お客様などにも利用していただく、家の顔となる玄関口に対して、人目に付かないように家族や宅配などの時にだけ使われる玄関口です。
以前は、ほぼ戸建て住宅にだけ見られる設備で、正面玄関とは異なる外壁面側に扉や引き戸が設けられている物でした。
最近は、大型マンションやメゾネット、テラスハウスなどを中心に、正面玄関からは遠く離れた位置に小さめの目立ちにくい扉を取り付けて勝手口とする物件も出ています。また、マンションの1階部分住居のベランダに勝手口を取り付け、さらにベランダにも建物外につながる各戸専用出入り口を備えた物件なども増えています。
勝手口があれば、来客があるときも、ほかの家族は玄関を通過せずに出入りすることができ、気を遣わせずに済みます。
また、宅配などすこし大き目の荷物が届く時にも、正面玄関を使わないため人目に付かず、周囲の人の通行の妨げにもなりにくい上、ゴミなどもその場で処分できるなど、メリットが多い設備です。
出入り口が2か所あることで、防犯上のリスクは高まります。正面玄関と同じように、しっかりとしたドアの防犯対策や鍵対策、窓まわりの侵入防止対策等がされた物件を選びたいものです。