日割り家賃
入居日が月初めではない時に支払う必要がある、使用日数分だけを計算した家賃のことです
日割り家賃とは、月の途中や契約期間の途中から入居するときに支払う必要があるもので、月額家賃等から使用日数分だけを計算した家賃のことを表します。
例えば、契約は3月10日、入居日は3月20日である場合、契約時に必要な家賃は、「前家賃として4月分(1ヶ月分)の家賃)+「3月20日〜31日の入居日数12日分の家賃」を足した額で支払う必要があります。この12日分に当たる部分が、日割り家賃です。
計算方法は、1ヶ月分の賃料÷月の日数(30日または31日)×そのお部屋に入居使用する日数となります。
入居日が月初めであれば、家賃に関する費用は「前家賃のみ」で後は賃貸借契約で必要となる諸費用(仲介手数料、敷金、礼金など)となり、「日割り家賃」を支払う必要はありません。
しかし月の途中で入居すると、物件によっては日割り家賃も加わるため、初期費用の負担が大きくなる場合もあります。そのため、入居日をしっかり吟味して決める必要があります。
同様の日割り家賃は、中長期契約のマンスリーやウィークリー物件でも、必要となることもあります。
また通常不動産物件では、退去時の家賃は満額の支払いを必要とすることが一般的ですが、まれに最終月を日割り家賃でとしてくれる物件もあります。またこちらも稀なケースですが、数か月前などかなり以前に申し出をしておけば、日割り家賃計算にしてくれるところもあります。
学校や勤務先の都合で、3月31日ではなく4月2日が退去日となる場合など、事前に不動産管理会社に相談しておくのが良いでしょう。
また、転入転出や入居退去に伴って住民票を移すかどうかといった時、引っ越しに前後した日付などに細かな生活実態や契約実体があるかどうかは必要ありません。お部屋を3月31日に引き払ってあとはホテル宿泊、そして4月2日に転入するといった届け出も、問題なく可能です。