スケルトン
建物の構造や骨格である、柱や壁、天井や外装部分のことです
「スケルトン」とは、建物の内、建物自体を支える構造である柱や梁や壁、天井や、外装などのことを表す建築用語です。これらの部分は構造躯体(こうぞうくたい)とも呼ばれ、英語のskeletonのことです。
スケルトンに対して、「インフィル(infill)」も建物では重要な要素であり、水道やガス電気などの配管、内装などを表します。
スケルトンは建物の内、改変しにくいものと言えます。インフィルは(部分によっては有資格者による施工が必要なものの)改変しやすいもの、として覚えておけばわかりやすいでしょうか。
ここから転じて、不動産業界でのスケルトンとは、建物のうち構造体である柱や梁、壁や天井がむき出しとなった物件や、これらに加えて上下水道配管や基本設備、ガスや電気の配管配線のみが残っている物件を表しています。
建築などでは大型の内装工事などを伴うタイプの状態にまでなったものをスケルトンと呼びますが、不動産では入居者が自ら簡単なDIYやリフォームができる状態程度のものや、古い内装の一部を取り去ったものなどを表します。物件によっては、入居者負担で必ずリフォームなどの工事を行ったうえで入居すること等が契約条件となっているタイプもありますが、必ずしも入居の際に追加の工事が必要なわけではありません。
DIY可能賃貸などに多く見られるほか、構造材をインテリアの一部として使用するデザイナー物件でも、よくスケルトン物件やスケルトンタイプなどとして物件情報に記載されています。