サブレット
旅行や転勤、留学間などの空き室を、期間限定短期で貸し出すことです
サブレットとは、期間の決まった長期出張や転勤、インターンや、留学や旅行などで不在中の部屋を家具付きのまま貸す賃貸契約のことをいいます。
もともと海外で広く行われていたシステムで、近年では海外での呼び名そのままで「サブレット」とも呼ばれることが増えてきています。
日本でも、首都圏や地方都市などでは同様の短期契約が数多く行われてきました。戸建て家族向け物件やマンション物件をはじめ、古くから見られる契約形態で「家具付き短期賃貸」などと呼ばれてきました。
ウィークリーマンションやマンスリーマンション、バケーションレンタル、民泊などが広く普及する以前には、短期契約の賃貸物件はこの方法が一般的でした。
メリットは、不在時の不動産コストをできるだけ抑えながら貸し出すことで、人が暮らすことによる通風や清掃などにより家や家具の傷みを防ぐことや、実際の収益が得られるといったものです。
普段生活する家財をそのまま残していく事から、入居者には信頼できる人物を慎重に選ぶケースが多く、審査が厳しいという面も有ります。また、家具や家電など、使用に伴っての故障や盗難などのリスクに備えて、保証金制度などを設定しているところもあります。
現代では、自分がもともと暮らしていた物件以外、短期貸し専門として不動産物件を購入し、家具などを整備して貸し出すタイプのサブレット物件も存在します。
日本でも海外でも、不動産会社経由の他にも、短期民泊系サイト、ホテル等の総合型宿泊サイトなどで募集が行われています。
一方で破損や盗難といったトラブル防止のため、利用開始前に立ち合いで建物内機材のチェックを行ってもらい、さらに写真などで入居当日と退去時に連絡を行っておくなどの手続きも必要かもしれません。