ダクトレール
天井や壁に固定設置された照明器具取付用のレールのことです
ダクトレールは、ライティングレール、照明レールとも呼ばれる照明器具取付用のレール部材で、天井や壁に固定設置されています。
取り付けられたレールの真ん中に、電流の流れる場所があります。ここに特殊な専用接続パーツを含んだソケットや照明器具取付用パーツをプラスして、電球を差し込んだり、ペンダントライトなどをぶら下げ設置します。
通常は住宅設備として、天井に直接、電気工事士などが取り付けるものです。
レール部材やそこに接続される電気配線によって、レール自体の長さや同時に点灯できる照明器具の数が異なっています。
公共ホールなどでも広く用いられており、レールの中には井桁型に組んで、照明器具を縦横無尽に移動できるようなものなども存在します。また、現代の一般的な住宅の天井照明取り付け用設備の、シーリングやローゼットに取り付けることができるダクトレールも存在します。
天井照明でありながら、一度取り付けたらいつも同じ位置だけを照らすのではなく、レールの中で位置や角度を移動させれば模様替えなどにも対応できることから、非常に人気があります。
ダウンライトの代わりにも利用されていますが、埋め込み型ではないため、天井などに熱がたまりにくいこともあり広く人気です。
かつては、電球でしか利用できないものが一般的だったため、熱がたまりやすく室内が暑くなりやすいなどといわれてきました。現在では、電球型蛍光灯やLED電球など、熱をもちにくい照明器具も増えたため、以前よりもさらに人気の照明器具となっています。
和風デザインのものなどもあり、広く利用しやすい照明器具です。