畳上げ
畳を持ち上げて風通しを良くすることです
住居を借りている間、居住者は通常使用に伴う適切な清掃などを行わなければなりません。
とくに天然素材を使用した畳は、湿度や埃がたまりすぎると、あっという間に傷んでしまうものです。ゴミ屋敷のように劣悪な環境で使われた結果傷んでしまえば、退去時に修繕費が請求されることもあります。
畳の場合、大掃除の時や、退去時には一般的に「畳上げ(たたみあげ)」と呼ぶ方法で畳を持ち上げてしっかり風を通しながら、畳の下の板材や畳自体の埃や汚れをきれいにし、乾燥させた状態にするのが基本です。
通常は年に1〜2回は行いますが、ウォーターフロントエリアや長梅雨・長雨の時などは、気になったらすぐ畳上げをしてお掃除するのが良いでしょう。
畳上げの方法は、マスクやゴーグルをつけ、手には軍手をはめ、2方向の窓を開けます。畳の両端にある帯のような畳縁(たたみべり)同士が接しているところに、太めのマイナスドライバーを差し入れて、下から持ち上げるようにします。このとき、井草の位置にドライバーを入れると、畳表が傷ついたり破れたりするため注意が必要です。
角が持ち上がってきたら手を入れて上に持ち上げて、壁や畳同士を立てかけます。
現代では大掃除の時ですら、多くのご家庭で忘れ去られがちな畳上げ。お掃除ですっきりする前の風景がトラウマになりそうな予感がある方には、ハウスクリーニングサービス利用もおススメです!
また、和室でこういった光景が怖いという方は、あらかじめ天然素材を使わずメンテナンスフリーの畳物件に限定して探す、床材をカーペットなどに張り替えた物件を探すといった方法もあります。
ビンテージ物件では入居に伴って大家さんが交換やメンテナンス対応してくれるケースもありますので、ハウスマイルにお気軽にご相談ください!