室外機置場
エアコンやビルドイン空気清浄機のうち、室外に設置する機材を置く専用スペースです
建物では、共有部から専有部迄、さまざまな設備が動いています。中でも各住居や、廊下やエレベーターといった共有部のエアコンや空気清浄機、外気導入システム等のうち室外機を置く専用のスペースを、室外機置場(しつがいきおきば)と呼んでいます。
室内側の設備が建物全体で空調供給されるか、各住居ごとで空調供給されるのかと、エアコン1台に対して1室外機なのか、どの程度の配管距離が想定されているタイプか、といった条件によって、物件中どこに設置されるのかは異なっています。
複数の室内エアコンに対して、まとめて1台の室外機などの構成もあり、各戸のベランダや各戸室外機置場に設置することもあれば、いくつかのフロアや屋上にまとめた室外機置き場に設置することもあります。
よく家庭用エアコンに見られる、1室外機に対して1〜3台程度のエアコンのシステムであれば、室外機は各戸ベランダや窓外部分、玄関周りの床面や天井吊り下げの室外機専用置場に設置されるのが一般的です。
ですが、吊り下げ型や寝室の窓などに近い室外機設置では、特にエアコンフル回転の夜間、壁面や窓ガラスを通して振動が伝わりやすくなります。可聴音として認識されていなくても、原因不明で体調が悪くなったり疲れやすくなるというケースもあり、お部屋探しの際には、室内の用途やインテリア配置も含めてしっかり検討しておく必要があります。