讃岐街道
歴史の道百選に選ばれた讃岐街道が前身
徳島県道・香川県道1号 徳島引田線は、徳島県徳島市庄町一丁目の徳大薬学部前交差点から北北西方向へ、香川県東かがわ市坂元大坂峠口交差点に至る県道です。徳島県側では、徳島市とベッドタウンである藍住町や板野町を結ぶ道路として、整備されています。
徳島市内から藍住町、板野町区間は、南北を結ぶ交通量の多い路線です。
徳島市内の一部区間、徳島自動車道との立体交差部分から板野大橋迄の区間は4車線あります。板野町以北は、一部区間を除いて峠区間などを中心に、狭い山岳道路が続きます。ハイキングしたい方にはおすすめです。
徳島引田線は、江戸時代に整備された「讃岐街道」を前身としています。この道は、昔から讃岐と阿波を結ぶ重要な役割を果たしてきた道です。大坂峠には番所も設けられていました。
現在も、別名は讃岐街道と呼ばれています。地形図で「大坂越え」とあるところの側には、明治8年に改修された旧道の開通記念碑が建てられています。
讃岐街道は、平成8年11月に文化庁選定「歴史の道百選」に選ばれました。第一次選定では、主に明治時代まで活用された78ヶ所の街道・運河が選ばれ、讃岐街道もその中のひとつです。