上鮎喰橋
藍商人が自費で架けた木橋が始まりです
上鮎喰(かみあくい)橋は、国道192号沿いに架かる橋で、徳島市内の国府町南岩延(西岸)と鮎喰町二丁目(東岸)を結んでいます。明治8年に、鮎喰町の藍商人だった播磨屋の播熊五郎が、藍の搬送を便利にするため自費で架けた木橋が始まりと伝わっています。
大正8年、県が木橋を架けましたが、年月の経過で破損してしまいました。昭和4年に完成した鋼鈑桁橋も、戦後20年が経ち限界を迎えたため、架け替えられました。その後、昭和45年に上流側、続いて下流側が完成して、現在の二重橋となり現在に至ります。