室戸阿南海岸国定公園
むろとあなんかいがんこくていこうえん
美しい海岸線から望む壮大な景色
室戸阿南海岸国定公園は、徳島県南部の橘湾から高知県室戸岬までの海岸一帯、200kmに及ぶ公園です。海岸公園として断崖絶壁やリアス海岸、砂浜などバラエティに富んだ形状となっています。
見どころのひとつである室戸岬展望台は、「恋人の聖地」の認定を受けています。
標高は35mとなっており、眼下には幕末の土佐藩郷士であった中岡慎太郎像の後ろ姿を拝むことができます。室戸岬を見下ろし、太平洋が一望できます。日の出スポットとしても人気のある場所で、水平線から昇る初日の出を見ようと多くの観光客が訪れます。
岬の山頂部には、四国霊場24番札所である最御崎寺(ほつみさきじ)や室戸岬灯台があります。最御崎寺は、弘法大師空海の開基と言い伝えられ、高知県で最初の札所になったことで知られています。
室戸岬灯台は、標高151mの山上にあり、レンズの大きさは直径2m60㎝と日本最大級を誇ります。
千羽海崖(せんばかいがい)は、日和佐港の南西に続く断崖絶壁で有名な海岸です。最高250mのそそり立つ岩壁が約2㎞も続くその荘厳な様には圧倒されることでしょう。海岸線を結ぶ南阿波サンラインから望む景観は雄大です。
他にも景勝地としての見どころは、「阿波の松島」と呼ばれている橘湾や、アカウミガメの産卵で有名な蒲生田岬、海域公園として人気のある竹ケ島海中公園、そして四国地方で唯一の天然湖である海老ヶ池などが挙げられます。
海岸沿いの道路も整備されているので、マイカーでゆっくりとドライブしながら、壮大なオーシャンビューを楽しんでください。
室戸阿南海岸国定公園の周辺地図