大麻比古神社
創建に諸説あり!気になる弥吉郎の正体
大麻比古神社は、徳島市明神町に鎮座しています。鳴門市にも大麻比古神社は存在するのですが、こちらは「おおあさひこ」と読み、徳島市の大麻比古神社は「おおまひこ」と読むのが正解。紛らわしいからか、徳島市の方は「富田大麻比古神社」と表されることもあります。
徳島県下でトップクラスのパワースポットと称される鳴門市の大麻比古神社とは違って、徳島市の大麻比古神社はのんびりとした雰囲気です。
そんな大麻比古神社の創建には、いろいろな伝承が残されています。まず1つ目は、江戸の初めの1653年のこと。蜂須賀氏に仕えていたものの子孫である河野弥吉郎が、名東郡の一宮の山中で御神体を発見。神託によって河野家の鎮守としてここにお祀りしたのが始まりとする説です。2つ目の説では、彌吉は富田に住んでいた、貧乏だけど正直者の青年として登場します。彌吉は猿田彦命の像を転売しますが、何回売っても像は手元に戻ってきたのだとか。困った彌吉が近くのお社にこの像をお祀りしたのが始まりとするのがこの説です。そして3つ目は、古くからあったお社を彌吉が再興したとの説になっています。どの説でも、絡んでくるのは「弥吉郎」または「彌吉」の名前。そのせいか大麻比古神社はもともと彌吉明神と称していました。1758年に京都の吉田神社から「大麻比古大明神」の神号を授かり、現在の名に改めたとされています。しかし、延喜式神名帳に記載された式内社「麻能等比古神社」に比定するとの説もあり、やはり真相ははっきりとは分からないのです。
そんな大麻比古神社には、鳥居が3つ、そして狛犬は3対建っています。ご祭神は猿田彦命。猿田彦命は天孫降臨の時に道案内をした天狗の神様で、災難除け、交通安全、そして繁殖工業にご利益があります。
さらに境内社は、歳徳神社、和霊神社、稲荷神社、天神社、弁財天、地神社、楠大明神、伊助大明神、九郎兵衛大明神と盛りだくさん。すべてのお社におまいりすると、学業成就に家内安全、大漁祈願に火災除け、商売繁盛に無病息災と、あらゆる方面にご利益がありそうです。
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