オートバス
自動でお風呂の湯張りや保温など様々な操作ができる浴室管理システムです
オートバスとは、お風呂場=バスを、自動化=オートメーション化したものを表し、自動バスシステムなどとも呼ばれています。
以前は、高級ファミリー向け物件を中心に設置されていました。現在では、独り暮らし向け物件や学生向け物件など、マンション戸建てからアパートに至るまで、広く採用されています。
現代のお風呂の機能は、非常に豊富でお風呂タイムが充実する便利な機能が満載です。
自分の適温を設定して浴槽に適量のお湯はりができる他、追い炊き、湿度温度に応じた空調や除湿、お風呂場床暖や、外出先から自動的にお湯はりができるタイマー設定など、さまざまな機能があります。こうしたすべての操作を住宅内に設置したコントロールパネルで行うことができる設備を、オートバスと呼んでいます。
コントロールパネルは、お風呂場内の他、キッチン脱衣所などの風呂場外に設置されることが多く、ほかにインターネットで接続したスマホやパソコン内などから操作できるものもあります。
子育てにかかりきりの時期は、キッチンで調理をしながら子供の面倒も見つつ、さらに浴室の管理までを自動で行うこともでき本当に便利です。たとえば、お子さんをお風呂に入れた後、湯量が減ってしまったら、自動的に継ぎ足してくれるなど、大家族でもいつもお風呂の準備は万全という状態が実現できます。
また、風呂場内にモニターマイク機能がついているものなら、高齢者や子供の入浴中の事故防止に便利です。IoTタイプの風呂場乾燥機機能がついているものなら、湿度の高い季節のお出かけ先からお風呂場乾燥時間を追加するといった、さまざまな家事をスマートに行える点でも効果大ですよ。
バスまわりなどの水回りシステムは、さまざまなメーカーが神足の勢いで、新機能高性能製品を続々リリースしています。また故障でもない限りは、一度入居してから後は、一般的には水回りシステムを交換するということは稀です。
水回り自体はパイプ類の規格が長く存続していても、湯沸かし器等の電気を使うシステム周りの部品保有期間は実質的に短いため、モデルチェンジ直後のタイプや、長年定番となっている売れ筋システムが導入されている物件を選ぶ方が、長く安心して利用できます。さらに定番製品の場合は、各メーカーとも一部部品を交換するだけで、現行機種システムとほぼかわらない機能になるタイプなども存在します。
新しい製品がどんどん出てくる世界ですので、どんな機能が必要かをしっかりイメージして、先を見据えた製品が設置されている物件を選びたいですね。