完成待ち入居
現在工事中の新築物件で、完成前の未来の日付で入居する人を募集しているということです
完成待ち入居とは、現在新築工事中の物件で、今後そのお部屋の工事が終わり確認などをすべて済ませ次第、入居が可能になる物件のことです。
賃貸市場では新築、築浅物件は常に人気が高く、中には建設段階で、すでに入居者が確定している物件もあります。通常、竣工の数か月前に募集を開始しますが、建築の建築確認が役所から下りてさえいれば、入居者募集が可能となります。
こういった物件では、入居可能日は工事完了、引き渡し後であり、場合によっては多少の前後することもあります。
マンションタイプや戸建てタイプ等では、モデルルームやモデルハウスなどを見て物件の大体の仕様や、近い間取りの物件を確認してから契約される方が多いようです。
アパート物件などの場合には、不動産会社などで比較的近い間取りや仕様の別物件を確認してもらい、契約する方が多いようです。
完成待ち入居では、全住人の入居日がほぼ同じとなることで人間関係がスムーズにいきやすいほか、見学者などが居ないため真っ新の新しいお部屋で新生活をスタートできる、といったメリットがあります。
前住人も見学者も居ないため、入居直後の施工トラブルなどもスムーズに対応してもらいやすい他、物件によっては、インテリアなどの一部を入居者にあわせてアレンジしてくれるものも存在します。
デメリットとしては、内装など施工時のシックハウス関連物質などの心配や、建物が完成した後に続くエクステリア工事や周辺住居の引っ越しなどのため騒がしいことが挙がります。またすでに住人がいる物件とは異なり、あらかじめ入居者の世帯構成や職業、生活時間といった大体のところを知ることができないこと、などがあります。
これに対して即入居可は、入居申し込みや審査、契約等が終われば、すぐに入居できる物件のことを指します。
完成待ち入居では、天候その他の関係で、当初の予想以上に完成引き渡し日がずれ込む場合も珍しくは有りません。二重家賃支払いや、居間の住まいの退去日が後ろ倒しになる、といった事態が発生することもあります。
こういった場合、不動産会社によっては入居や退去、大きな家具家財の搬入日や、家賃発生等について、柔軟に対応してもらえることもあります。様々な万が一も念頭に入れて、ゆとりをもったお部屋探しと契約を行うようにしたいものです。