ルームシェア
家族以外の複数人で、1つの物件を共同使用する生活スタイルや契約の事です
ルームシェアとは、家族以外の複数人で、1つの物件を共同で使用することを表します。
契約上では、【1】誰か一人が契約者となりその他の同居人は入居者として契約書に記載するタイプ【2】全員が共同で契約者として名を連ねる契約書のタイプ【3】複数人がそれぞれ不動産管理会社や大家さんと契約書を交わすタイプなどに分かれます。
特約による取り決めや連帯保証人が別にない場合では、もし誰かが退去したり家賃を支払わない場合、上記それぞれのケースで、【1】ではすべてが契約者1人の責任となり支払いを行わなければならない、また契約者の退去に伴って全員退去する【2】残る契約者が支払いを行わなければならず、誰か1人の退去に伴って全員退去する【3】誰か一人が退去しても、不動産会社や大家さんが別の入居者を探せるといった違いが出るのが一般的です。但し、通常は、契約者の退去に伴って、現在入居中の代わりの契約者により契約が引き継げないか引き継げるといった条項が盛り込まれているのが一般的です。
欧米都市部では、日本に比べてもさらに狭く家賃が高い物件も多いことから、ごく一般的に普及しているルームシェアですが、日本ではまだまだ広く普及しているとはいいがたいものがあります。
日本の場合は、大学寮や企業の寮のように、個室&ユーティリティーやキッチン共用というタイプのルームシェア物件が非常に増えています。
その他の1世帯型タイプのルームシェアの場合でも、キッチンや浴室、トイレといったユーティリティースペースは共同で使用し、各居室は鍵付きで各個人のプライベートスペースとして区分されている事が一般的です。
家具家電なども共同利用できる上に、家賃や光熱費等も複数人で負担、共用施設部分の清掃は業者によるものと入居者によるものとが分かれますが、金銭や掃除などの負担もシェアすることができるため、生活における固定費や時間を節約できる効果があります。
また最近は、学生や新社会人など、自分の実力やソーシャルスキルを伸ばしたいと考えている世代に、ルームシェア物件が人気です。
多数の人と触れ合うことで、刺激を受けたりお互いを高めあう場として入居を希望する人がほとんどです。一方で、プライバシーが無い、窃盗や盗撮などが気になるといった感想を持たれる方もあります。
それぞれのメリットやデメリットをよく理解して、満足のいくお部屋探しをしたいものです。