ミラーカーテン
糸質や光沢、表裏での編み方や織り方、目のサイズを変えることで外から見えにくくしたカーテンです
ミラーカーテンとは、通常編地か織地等で作られている布や不織布などをベースにしたカーテンです。
外から中をのぞいても、中を覗き見ることができなかったり、シルエットなどが見えなくなったりする機能があり、レースのカーテンの他、のれんなどのタイプも存在します。ミラーレースカーテンや、ハーフミラーカーテン、目隠しカーテン、遮像カーテン(しゃぞうかーてん)、見えにくいカーテンなど、それぞれの見えにくさの機能をどんな形で実現しているかによって、呼び方が分かれます。
因みに遮光カーテン(しゃこうかーてん)は、室内に外の光が届かないようにするためのもので、寝室や暗室など、暗がりが必要な場所に使われるものです。これは、遮像カーテンとは別のものです。
ミラーカーテンでは、ブライト糸と呼ばれる光沢のある糸を織り込むことで、内外からカーテンの向こうを覗き見ることができないタイプが多主流です。中には、さまざまな工夫により、室内側からだけは外をクリアに見ることができるようなタイプも出ています。
特に断り書きのないタイプのミラーカーテンでは、日中は外から見えにくいものの、夜間室内が明るくなると外からは丸見えとなる物が殆どです。遮像カーテンといえば、どちらが明るくても室内はほぼ見えにくい物、となっていることが一般的です。またハーフミラーカーテンといえば、日中は外から見えにくく内から外は見えやすいものの、夜間は外から丸見えというタイプが多いようです。
ですが、このあたりの機能の違いは、各販売会社の表示が分かれる部分なので、購入前にしっかり確認しておくとよいでしょう。
ミラーカーテンでは、その特殊な糸や生地の構造から、外光をしっかり取り込むことができるタイプや、UVなどを中心に特定の光をカットする効果のあるタイプもあります。さらに、遮熱や断熱機能、調湿効果、防炎機能などを持つタイプなど、各社さまざまな機能をプラスした製品を発売しています。
通常のカーテンと同じカーテンレールに取り付けられるように仕上がっているものが一般的で、交換する際にはカーテンフックなども特に買い替える必要はありません。ですが、レースのカーテンで見ると、一般の物よりは多少重量があるタイプが多いようです。
また、同じような機能を持った生地を使った、ロールアップスクリーンや布ブラインドなども多数販売されています。
一般のレースのカーテンに比較して、ミラーカーテンの方が高額な傾向です。遮像カーテンや、さらに高機能なものは、それより更に高額となっています。