コーニス照明
光をあてた壁面の明るさを利用するタイプの照明のことです
壁面を照らす間接照明
コーニス照明とは、光を壁面に当てたときの反射光や間接光を利用するタイプの照明のことです。これとよく似た天井を照らすタイプの照明に、コーブ照明があります。
光を上から下、下から上に当てるものなどがありますが、いずれも、明るい部分とその周辺に広がる光の陰影部分の差で奥行きや広さ、高さを感じさせます。
一般的には細かな作業をしたり、文字を読み書きしたりということには向かないタイプの照明ですが、キッチンやデスク周りの補助として用いられます。また、テレビの背面に設置することで、光のコントラストを抑えたり奥行きを感じさせたり、といった用途で用いられています。
壁面とはいっても、光の向きは上下左右や斜めなどさまざまに取れるため、宅内でも額縁や美術品などを飾るスペースなどのフォーカルポイントの周辺にも、よくコーニス照明が組み込まれています。カーテンなどの周りに設置することで、布によるやわらかなラインを引き立てるといったインテリア上の効果がある他、夜も明るく不安のない窓辺を兼ねた使い方などもできます。
通常、その建物自体に作り付け型で設置されるタイプであり、それ以外では蛍光灯やLEDの直管型やリボンタイプのものなどを使います。家具などの奥に設置するといった使い方もよく見られます。