マンスリー
1か月単位、1か月ごとをあらわす英単語です
マンスリーとは、英語のmonthlyで「月1回、毎月(定期)の、1か月間有効の」という意味の単語です。
日本語では、これとほぼ同じ意味で和製英語として使われており、月一回発行の月刊誌=マンスリー刊や、ホテルやマンションの1カ月契約、1か月間毎日日刊紙を購読する=マンスリー契約、などとして使われています。
不動産業界では、賃貸物件のマンスリー利用契約の他、ホテルなどのマンスリー利用契約など、1か月単位でといった意味でよく利用されます。
また、こういった利用に特化した賃貸物件やホテルなどを、マンスリーマンション、マンスリーアパートやマンスリーホテル、ホテルのマンスリープランのように呼んでいます。これを略した、「マンスリー(物件)」という語も広く浸透しています。
最近は1か月サブスクリプションや、長期滞在プランの月単位タイプなどのように表しているものも、多く目につくようになりました。
これとよく似た期間の種類を不動産会社等で表す際には、1日単位のデイリー(daily)、1週間単位のウィークリー(weekly)などがあります。ですが、一年単位のannual(1年の、毎年の)や、半年単位のsemiannual(半年ごとの、年2回の)など、多少長い期間を表す場合には「長期利用の」といった呼び方が一般的です。
また逆に、「週末だけの」を表すウイークエンド(weekend)に関しては、柔軟な勤務と休日体系が社会に広がったこともあり、土日だけではなく、金曜土曜や日曜月曜など、さまざまな場面で使われるようになっています。
最近は、国内大手ホテルの、相次ぐマンスリー利用プランなどの報道が大きな話題となりました。ですが、不動産の空き室問題が深刻化して以来、賃貸住宅でも、お試し入居としてさまざまな建物のマンスリーやウィークリー利用ができるところも増えています。
流行りの民泊など、普段、人が暮らしている町や建物そのものに宿泊する際、こういったプランが用意されているところも沢山あります。
これから新生活を始めるにあたり、どんな街に住んでみようか、この街でやっていけるだろうかといった悩みをお持ちであれば、一般の不動産賃貸物件契約よりも短い期間でお試し利用できる物件に居住してみる方法もあります。
住所として住民登録できる物件とできない物件があるため、学校や職場への届け出の必要がある場合には十分注意しましょう。