サポートサービス
不動産業界には、住宅契約者などに対する駆けつけサポートサービスもあります
サポートといえば、一般的にはだれかを手助けする、補助するといった意味です。
賃貸物件の広告では、「24時間サポート/駆けつけサポート/サポートプラン加入必須」や「付帯」といった表示をよく見かけます。これは、契約した物件の管理会社や警備会社、自らがその物件関連で加入している損害保険会社が用意する、相談窓口や、故障、駆けつけ、各種の緊急対応サポートサービスを表しています。
サポートサービスの内容は、サービス提供企業や、物件ごと、物件に設置されている設備や、個人でオプションとして契約した内容等によって大きく異なっています。
たとえば、建物全体を地元の不動産管理会社が取り扱い、そこが自ら駆けつけサポートを行っている場合です。鍵の紛失や水漏れなども、不動産会社に電話。すると、状況確認などを行ったうえで、夜間の間でも、あるいは翌日になってから、指定の業者などを急行させて開錠や修理などの対応をしてくれるものなどがあります。
また、物件にすでに警備システムが設置されており、緊急時自動で警備会社のサポート窓口に通報する契約になっているものもあります。通報の後に、本人や管理人に確認の連絡が入り、必要があれば警察や消防等に連絡や調整を行ってくれるため、安心度は増します。
大きなトラブルではなくても、たとえば、電気使用中に急に照明が消えてしまってブレーカーの場所が分からない、といった相談に答えてくれる電話窓口サポートサービスなどもあります。
特に近年、管理人常駐型の集合住宅物件が減りつつあり、また生活圏のプライバシーを確保したいという要求も増えています。いつも顔を合わせている近隣の人以外、物理的な距離感があるサポートで、かつ24時間体制で多数のトラブルに対応する専門サポートスタッフだからこそ、不安な点などを心配なく相談できるといった点で好評です。