ルーバー窓
【 ジャロジー窓 】
複数枚のガラスを、回転させるようにして開け閉めするタイプの窓のことです
ルーバー窓とは、商品名でもあるジャロジー窓とも呼ばれているもので、風呂や脱衣室、キッチンなどに用いられる、横型ブラインドのようなタイプの窓のことです。
太めの短冊状にカットした、複数枚のガラスの左右端をアルミサッシの爪で挟んだ構造で、これを7枚から8枚横型に配したスタイルです。レバーなどで回転させるようにして、開け閉めします。
もともと英語でルーバー(louver)というと、横型ブラインドをすこし斜めに開放したようなスタイルのものをいいます。細めの木材などをやや斜めに傾けて複数本設置し、一定間隔で隙間のあるパーツのことを表します。
縦型の物や横型の物など、さまざまな用途で利用されており、換気目的のものは換気ルーバーと呼ばれています。
ルーバー窓は、開閉時に外壁側に数センチ程度はみ出るだけと省スペースで、湿度などの水抜けが良いことなどもあり、非常に広く採用されています。また外から見えにくいため、非常に狭い隙間だけを開けて換気しながら入浴することもでき便利です。
窓自体のサイズも、高さ60センチから幅も20センチ前後からと、非常に小さな開口部に設置できる点からも人気があります。ですが、ガラス中央部をまとめて割るか取り外してしまうと、人がらくらく出入りできてしまい、そのため、長期不在時など窃盗犯の標的になりやすいといった防犯上の問題があります。
ですが、近年は面格子という金属製の侵入防止柵と併用することで、防犯効果を格段にUPさせたタイプも多数販売されています。
窃盗などの犯罪統計でも、注意したい進入路として取り上げられることが多いのも、ルーバー窓です。事前にしっかりと現地で物件をチェックし、安全性を確認した上で、安心して契約できるようにしましょう。