両面バルコニー

「両面バルコニー」とは、専有スペースを取り巻く形で、南北、東西など向き合った2方向に2つ以上のバルコニーがある物件ということを表します。ちなみに、2面が南北や東西など向かい合わせになっていないものは、「2面バルコニー」と呼ばれて区別されています。

両面バルコニー物件は、建物の向かい合った2面を占有していることからしても、角部屋などで採用されていることが多い設備となります。建物両側の見晴らしがよく、眺望面でも開けた敷地にある物件などに多く見られます。

両面バルコニーのうちの片方は、他のフロアの屋上部分をバルコニーとした非常に広いタイプや、廊下などの先にある戸室の外側に膨らんだように設置されているタイプも多く存在します。いずれにしろ、他の居住者の視線が気にならない位置にある点からも、非常に条件の良い物件であるといわれています。

両面バルコニーのように向かい合ってバルコニーが2面あれば、バルコニー自体を、家事用スペースと風景や鉢植えガーデニングなどの趣味を楽しむスペースとして、使い分けることもできます。

また窓を開放した際の風通しに非常に優れ、通常の住宅であれば1時間ほどかかる換気も10数分程度と、あっという間に終わるほど便利です。特に雨が多い、湿度が高い地域の物件の場合では、両面バルコニーの通風は非常にメリットが多いかもしれません。