南側道路
建物の南側に道路が接しているため、今後も長い期間にわたり日当たりも通風も良好という意味です
物件詳細での「南側道路」表示には、実はいろいろなメリットが含まれています。
文字通り、単に建物の南側に道路が接しているため建物がなく、日影面積が少ないため日当たり良好で、通風良好という意味です。また、道路であるため、今後も建物がその位置に建つ可能性は非常に少なく、末永くこの日当たりや通風が確保されやすいという意味もあります。
さらには、道路に面しているために自動車の出し入れがしやすい、通行便利、消防や警察などの万が一の緊急駆け付けの際、スムーズにアクセスできるという意味もあります。
対して「南側道路」とよく似た「南側建物無」と書かれた物件の場合は、”現在のところ建物は建設されていないものの、土地の用途変更がしづらい道路ではないため、今後建物が建設される可能性はなくはない”ことを表します。長く暮らしたい物件なら、南側建物無より南側道路物件が人気なのは、こういった理由からです。
メリットだらけですが、一方で、玄関アプローチレイアウトによっては、子供の飛び出しや、自動車出し入れ時の前方不注意などが起きやすいと言った点もあります。敷地レイアウトによっては、通行中の車両などが侵入しやすいケース等も、まれに見られます。道路通行量や道路利用状況によっては、振動や騒音などが気になることもあります。
南側道路と書かれた物件は、一般的に「不動産情報に表示されていれば、まず優先的にチェックすべき物件」ですが、物件の使い勝手や家族構成なども含めて、しっかりチェックしておきたいものです。