シーリングファン
天井に取り付けられた、室内空気循環のための換気扇のことです
シーリングファンとは、室内の天井部分に取り付けられた、室内の空気の循環を行うための換気扇のことです。天井扇(てんじょうせん)とも呼ばれます。外気を取り入れる形状ではなく、あくまで室内の空気を循環させるものです。
これとは別に、天井に設置され外気取り入れ口とつながった換気扇の場合は、一般的に作り付け・ビルトインタイプが多く、天井換気扇、天井ダクト扇などとも呼ばれます。
日本の場合、多くの住宅物件では、天井照明を取り付ける引っ掛けシーリングがすでに設置されています。ですが、シーリングファンにはここに取り付ける製品や、専門業者に依頼して電気工事を行って設置しなければならない製品などがあります。
もともと海外でも、ハワイやグアム、タヒチなど、無風の時間帯が長い熱帯型リゾート地の物件では、空気を階下にいきわたらせるために使われてきました。暖炉を使用する寒冷地でも、天井付近に溜まってしまった暖房による暖かい空気を床付近に循環させるために使用されてきました。とくに、吹き抜けなど高さがあって暖気冷気とも、室内ムラが出来やすい物件では、広く採用されています。
天井が高くなくても、シーリングファンが設置されていれば冷暖房が適切な場所に循環してくれるため、エアコンと併用することで電気代がぐっとお得になる事などもよく知られています。
日本でも1980年代以降に増えた賃貸ロフトやメゾネット物件を中心に実用的な目的で設置される数が増えたほか、ハワイ風やアメリカ風インテリアなどを楽しみたい御宅での設置も多数見られます。
カントリータイプや木製の昔ながらのタイプの他、ガラスや金属、樹脂製でおしゃれなスタイルの物などがあり、日本製品は多くの製品が照明器具を兼ねています。
また、見た目はシンプルなただの室内照明蛍光灯風器具ですが、内部に静音ファンや空気清浄機を備えたタイプなどもあります。場所を取らない上、ペットや小さなお子さんがいたずらすることもないため、近年人気が出てきています。
賃貸物件でも、はじめから設置されているところもあるほか、自分でも安価に照明器具付き家電として設置することもできます。自分で設置する予定がある場合、天井重量や天井にある引っ掛けシーリングの形状を事前にチェックしておきましょう。
もし入居前、天井設備や電源設備でご不明な点がございましたら、ぜひハウスマイルにご相談ください!