浸水
しんすい
浸水とは、普段水をかぶることがない状態で設置されているものが水に浸かってしまうことを表します
浸水とは、普段水をかぶることがない状態で設置されているものが、水に浸かってしまうことを表します。対象物は、土地・道路・建物・その他あらゆるものが含まれます。
原因としては、河川堤防が決壊した洪水、大雨や雪解け、水道管破裂、上層階水漏れなど、自然現象に限らずさまざまです。
こういった、水面が一時でも見やすく周囲に広がっているタイプ、目に見えてわかるタイプの浸水だけでなく、長雨が続き天候に恵まれない時には、住宅周りの敷地内にしらずしらずに水がたまっていることもあります。
目では表面の浅い水たまりのように見えながらも、深い位置まで水が溜まっている場合は、建物の基礎などがゆるく変形することなどもあります。とくに河川に近い、旧泥地などから住宅地に変わる地域などでは、よく見られるトラブルです。
こういった物件では、梅雨時や秋の長雨、雪解け期などが開けたころには、建物基礎の床下換気口をすべて開けてしっかり通風をさせるほか、不動産管理会社や工事施工会社に現況を確認させるなども必要です。
また浸水によく似た言葉では、「冠水(かんすい)=建物や田畑や植物などが広範囲に水に浸かること」「洪水(こうずい)=大雨や雪解け・津波などにより水量が増え、河川堤防が決壊して起きる水や泥があふれること」「氾濫(はんらん)=大雨などで河川や下水道や雨水桝などの機能を超える水が、本来水がない場所にあふれかえること」「水没(すいぼつ)=水の中に没してしまい、姿が見えなくなること」などもあります。