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福島橋

人柱伝説を今に伝える特別な設計の橋

福島橋は、徳島市内を流れる助任川の下流に架かる橋です。徳島市新蔵町(西岸)と徳島市福島(東岸)を結んでいます。現在の橋は、2004年に架け替えられたものです。旧福島橋には「人柱伝説」があるため、特別な設計がされています。

寛永時代、洪水が起こるたびに福島橋は崩壊したため、徳島藩も地域住民たちも頭を悩ませていました。そこで、「工事に取りかかる日の夜、亥の刻(午後10時頃)にこの場所を通りかかった者を人柱にしよう」ということになりました。そして、「六部」という僧(山伏や遍路だという説もあり)が人柱になったと言い伝えられています。六部は犠牲となって棺に入り、その日から49日の間、鉦(かね)が打ち鳴らされました。

橋の北側の歩道中央には、人柱が埋められたとされる石積の橋台跡が今も残されています。人柱の跡地を避けて大きくカーブして、半月型の空間を作って設計されているのはこのためです。ここには、先人たちがどれほどの苦労をして橋を架けたのか、橋を渡る人々が偲ぶことができるようにという思いが込められているのです。

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